ドライブ中は子供の安全のためにチャイルドシートやジュニアシートを使用し、安全ベルトをきちんと締めて運転することが重要です。
しかし、長時間同じ姿勢で座ると子供も飽きてしまったり、親の顔が見えないことで泣き出すことがあります。そんなとき、助手席に子供を座らせれば、すぐそばで様子を見ることができる上に、運転する風景もよく見えるため、子供は喜んで車に乗ることが多いです。
そこで気になるのは、子供を助手席に乗せることができる年齢です。一般的には何歳から助手席に座らせてもよいのでしょうか？
この記事では、一般的に何歳から助手席に座らせてもよいのか、解説していきます。
助手席のリスクと後部座席の安全性について
チャイルドシートを後部座席に設置することが推奨される主な理由は、助手席が運転席の隣であり事故の際に被害を受けやすいためです。
特に正面衝突の場合、助手席は後部座席よりも大きなダメージを受ける可能性が高いです。
事故時にはエアバッグが開き乗員を守る役割を果たしますが、これらは大人の体格を想定して設計されており、子供が使用すると予想外の怪我をすることがあります。
そのため、子供の安全を最優先に考える場合は、後部座席にチャイルドシートを設置することが望ましいです。
助手席に子供をチャイルドシートで乗せる際の注意点
助手席に子供を乗せる際、多くの親は子供が生後6ヶ月を超えて一人座りができるようになった後からと考えています。
この判断はチャイルドシートの設置方向に関係があります。
生後間もない赤ちゃんの場合、チャイルドシートを車の進行方向と反対向きに設置するのが一般的です。
この方法で助手席にチャイルドシートを設置すると、エアバッグが展開した際にチャイルドシートが強く押し付けられる可能性があり、非常に危険です。
エアバッグの力によって、子供が重傷を負うリスクが高まります。
助手席にシートベルトで子供を乗せる際の注意点
6歳未満の子供にはチャイルドシートの使用が法律で義務付けられているため、シートベルトのみで助手席に乗せることができるのは、一般的に6歳を過ぎてからとなります。
ただし、子供を安全に助手席に乗せるためには、年齢だけでなく身長も重要です。
シートベルトやエアバッグは大人向けに設計されており、身長が140cm未満の子供には適していないため、予期せぬ怪我をする可能性があります。
そのため、助手席に子供を乗せる際には、6歳以上であることに加えて、身長が140cmを超えていることが望ましいです。
一般的には、小学校4年生から5年生くらいの時期が目安となります。
まとめ
助手席に子供を乗せる際の安全性についてまとめると、6歳未満の子供にはチャイルドシートの使用が義務付けられており、後部座席に設置するのが推奨されます。
エアバッグやシートベルトは大人向けに設計されているため、身長140cm未満の子供にはリスクがあります。
したがって、6歳を過ぎ、かつ身長が140cm以上になった後、一般的には小学校4年生から5年生頃から子供を助手席に乗せるか検討することをおすすめします。
