「本を読むことは、なんとなくいいことだと思うけど、実際どうなの?」
「子どもに読書を勧めたいけど具体的な方法を知りたい」
わが子を本好きにすべく、頭を悩ませている方は少なくないと思います。
この記事では、読書を習慣づけるとどのようなメリットがあるかということや、本好きな子にする関わり方についてお伝えします。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
読書によって身につく4つの力
読書を習慣化することで身につく4つの力には、以下のようなものがあります。
読解力
読解力は学力の基本となる能力です。
読書=国語。と想像しがちですが、読解力をつけることは全ての教科で重要となります。
算数、理科、社会、英語においても、文章題が必ずあると思います。
文章題に答えるためには、出題文を読み、出題の意図を感じ取る必要があるのです。
読書習慣のある子は、出題の意図を読み取ることがスムーズにできるでしょう。
集中力
自分の好きな本に出会い、読むことで、本の世界に入り込むことができます。
本の世界に入り込むことが集中力アップにつながります。
読書で集中力が養われると、その他のものに対しても集中して取り組めることが期待できます。
想像力
子どもの世界は学校や家庭、習い事などでできています。
本を読むことで、異国の地やファンタジーの世界へ思いを馳せ、疑似体験できるのです。
様々なストーリーを読むことで、あらゆることへの想像力が育まれるといえます。
コミュニケーション能力
自分の経験だけでなく、本を読めば様々な人の価値観が出てきます。
様々な価値観に触れると、実際の人間関係でも相手の立場に立って物事を考えられるようになるのです。
相手を思いやる力が、コミュニケーション能力につながるでしょう。
子どもを本好きにする5つの関わり方
本好きな子はさまざまな力が身につくことが分かりましたね。
親が意識的に関わることで、子どもはより読書を楽しめるようになるでしょう。
具体的な5つの方法について解説します。
親が本を読む
親の読書量が、子どもの読書量に比例するといわれています。
親が真剣に本を読んでいると、おのずと子どもも本に興味を持ち、本を手に取る機会も多くなってくるでしょう。
親子がそれぞれ好きな本を手に取り、読書時間が生まれるかもしれません。
手に取りやすい場所に本を置く
よく目に付き、手に取りやすい場所に本が置いてあることは重要でしょう。
表紙を見せる収納というのも工夫の一つです。
まだ読書にあまり興味のない子でも、表紙の絵が楽しそうだと手に取ってくれる可能性があるためです。
いつでも手に取りやすい場所に置くことで、取り出す、片付けることが面倒くさいという思考を防ぎます。
読書する子どもを褒める
読書を普段しない子が読書をしていたら、褒めましょう。
ただ「すごい」だけでなく、「自分で本を読めるようになったの。成長したね」など、過去の子どもと比較し、成長点を見つけ褒めることが大切です。
読んでいた本が、推奨年齢より幼いものや、親から見てくだらないと感じる本であっても、決してそれを否定してはいけません。
「それじゃなくて、これ(親の好みの本)も読んでみたら」
と、いうセリフも遠回りの否定になるので注意が必要です。
子どもに刺さる本を見つける
読書習慣のない子どもでも、趣味や、好きなものはあるはずです。
好きなアニメがあれば、同じようなジャンルの本を、サッカーが好きであればサッカー関連の本を勧めてみるのです。
自分の好きなジャンルであれば、進んで読んでくれるでしょう。
本を勧める際、注意したいのが本の難易度です。
急に文字の小さな分厚い本を勧めても、読む気にならないでしょう。
簡単なものから進めて、徐々に本の難易度を上げていくことが好ましいです。
読んだ本リストを見える化してやる気につなげる
今までどれくらい本を読んだか、数値として見ると、子どもが達成感を感じやすくなります。
自分はこんなに本を読んだという自信につながり、自分は読書家だという一つのアイデンティティが確立されます。
まとめ
本を読むことは、人生を豊かにし、楽しくしてくれます。
また、読解力や集中力が上がるなど、子供の将来にもいい影響を及ぼします。
親子でのコミュニケーションの一環として読書を取り入れることで、本好きな子に導いてゆきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

