きょうだいやお友だちと遊んでいたらトラブル勃発!
自分が遊んでいたおもちゃをとられて相手を叩いてしまった…
こんなとき、どうしたらいいでしょうか?
あなたはどのように対応しますか?
・私は叩くかな、叩いたら痛いからダメって身体でわからせる
・私は、まずやったことがダメだったことを伝えて謝るように伝えるかな
・私は、遊びたかった気持ちに共感した上で返すように伝えるかな
みなさん、いろんな考え方がありますよね。
避けてほしいのは【叩くこと】【謝らせること】
同じように子どもを叩くのは、しつけとしてオススメしません。
なぜなら、叩かれた子どもに生じる気持ちは恐怖や悲しみ。
他人の痛みと自分の痛みを関連付けて考えるような余裕は幼い子どもにはないからです。
「謝りなさい」「ごめんねは?」と親が促すこともオススメしません。
自分が悪いと思っていないのに形式上だけ謝っても意味がないからです。
その場合、親から相手にごめんね。と相手に伝えましょう。
はじめは望ましい行動を示してあげて
3歳ごろになるとある程度経験が溜まってきたり想像する力が育ってきたりします。
そうはいっても、幼い子どもは、まだまだ自分中心。
望ましい行動を自分で想像するのは難しいでしょう。
そのため、望ましい行動をある程度親が示してあげることが大切です。
気持ちに共感して正しい行動を教えよう
いきなりとられて嫌だったよね
気持ちは分かるよ。
ところで叩かれたお友だち(きょうだい)は
きっと痛かった、悲しかったと思うんだ
叩かずにイヤだって言えるといいよね
このように、子どもの気持ちに共感しつつ相手の気持ちを代弁し、望ましい行動を示すのは理想的な対応です。
ただ、3歳からはもうひとつ踏み込んでほしいのです!
親から言われたから、ではなく自分で考えて
3歳ごろからは幼稚園など集団に入る機会も増え、いつも親が近くにいるわけにはいかなくなります。
保育園や幼稚園でも、1クラスに先生は2~3人と決して多くありません。
そんな中で、子ども自身がしんどい思いをしないためには、トラブルへの対応を自分で考えてできることが大切になってきます
どうしたらいいと思う?って聞いてみよう
子ども自身が考える力を育てるために、共感⇒相手の気持ちの代弁の後プラスでどうしたらいいと思う?
と聞いてみましょう!
はじめは子ども自身で答えがでないかもしれません。
そんなときは選択肢を与えてみるとよいでしょう。
・謝りに行ってみる?
・順番こに遊ぼうって言ってみる?
・別のおもちゃを貸してあげる?
自分で考える力は一生の贈り物
自分で考え、行動する力は勝手に育っていくものではありません。
親がしっかりと寄り添いながら育てていく必要があります。
AIが急速に発展している現代、これからの先をたくましく生き抜いていくために自分で考える力は必須でしょう。
自分で考えきれる子は、理性的で自律した心をもって成長します。
生活や声かけの中に少しずつでも取り入れていくと、自分の気持ちも子どもの行動もガラッと変わります。
これからも理性的な子どもに育てるための情報を発信していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
