愛着とは?
赤ちゃんが特定の人に安心感を持ち、信頼関係を築くことを「愛着」といいます。この愛着は、成長して大人になったときの心の安定や対人関係にも深く関わります。この記事では、愛着の大切さや、日々の関わりの中で意識したいポイントについてお伝えします。
愛着が子どもの成長に与える影響
愛着がしっかりと築かれた子どもは、
- 人を信頼しやすくなる
- コミュニケーション能力が育つ
- 不安を感じにくくなり、好奇心を持って行動できる
など、前向きな成長が期待できます。
一方で、愛着が十分に形成されないと、不安を感じやすくなったり、精神的に不安定になりやすくなったりすることがあります。
1歳半までが特に大切な理由
生まれたばかりの赤ちゃんは、自分では何もできません。
不快なときに泣くことで親にサインを送り、親がそれに応えることで、「自分は守られている」と感じるようになります。
この積み重ねが信頼関係につながるのです。
また、生後10カ月〜1歳半頃は「分離不安」が特に強くなる時期です。
これは、親の姿が見えなくなると強い不安を感じることで、後追い行動の原因にもなります。
しかし、「親は必ず戻ってくる」と繰り返し経験することで、少しずつ安心感を持てるようになっていくでしょう。
愛着を深めるための関わり方
① スキンシップをたくさんとる
赤ちゃんとのふれあい遊びは、乳児期から幼児期まで楽しめる方法です。
- ベビーマッサージを取り入れる
- わらべ歌を歌いながら遊ぶ
- 「おててだね」「あんよだよ」と触れながら声をかける
こうしたスキンシップによって、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、愛着を深めるだけでなく、ストレスを和らげたり、気持ちを安定させたりする効果も期待できます。赤ちゃんを抱っこすると泣き止むのも、オキシトシンの影響といわれています。
② お世話のときに声をかける
授乳やおむつ替えなど、日々のお世話の時間を、ただの作業にしないことが大切です。
赤ちゃんはまだ言葉を理解できませんが、聴覚は発達しているため、親の声をしっかり聞いています。日々お世話をしてくれる人の声を覚えることで、より安心感を抱くようになります。
③ 愛情を言葉で伝える
「大好きだよ」「かわいいね」など、気持ちを言葉にして伝えることも大切です。
親としては当たり前に思っていることでも、赤ちゃんにとっては、言葉で伝えてもらうことでより安心できるようになります。
④ たくさん話しかける
言葉を少しずつ理解し始める時期になったら、できるだけたくさん話しかけてあげましょう。大人にとっては何気ない会話でも、子どもにとっては嬉しく、安心できる時間になります。
愛着の形成が子どもの未来につながる
幼い頃に築いた愛着は、子どもの自己肯定感や対人関係の基盤になります。
毎日の関わりの中でしっかり愛情を伝え、安心できる環境をつくっていきましょう。
